フィリピン家庭料理 "Sisig" に挑戦！

友達に誘われ、うちから歩いていけるところにあるフィリピン料理レストランへ行ったときのこと。フィリピン人の彼女お任せでオーダーしたメニューの中で、とびきり忘れられない味がありました。それがこの Sisig（シシグ）。通常シシグというと豚肉を使うそうなんだけど、こちらは Milk fish（ミルクフィッシュ、和名：サバヒー）のシシグ。彼女に作り方を教えてもらったので、早速トライ！

まず下ごしらえから。用意するのはボンレスで売られているミルクフィッシュ。（フィリピン産の冷凍モノ） フレッシュなものも売られていますが、とにかく小骨が多くてさばくのが大変らしいので、こちらがオススメとのこと。しかもシシグ用？なのか、既にマリネされてパックになったものもあります。"Bangus"とはフィリピンでミルクフィッシュの意味。チャイニーズマートで４ドルくらいで売ってます。

解凍したミルクフィッシュをマリネします。お魚が丸ごと入るような大きな容器に、お酢、塩、コショウ、みじん切りしたにんにくをよく混ぜ合わせてミルクフィッシュを漬け込みます。お酢（ビネガー）はフィリピン料理では欠かせない調味料！ってくらいよく使うそうで、チャイニーズマートではフィリピン産のものがたくさん売られています。私たちが使う日本の米酢でも代用出来るとのことだったので、家にあるものを使いました。

フィリピン産のビネガーは透明？だったように思います。さて、身にしっかりしみ込むように裏返しにもして・・・こちらがミルクフィッシュの全体？像。冷蔵庫で４時間ほど漬け込みましたが、一晩置いても可。で、ここからがちょっと大変！ミルクフィッシュを油で素揚げにします。こんな大きな魚が入る鍋がなく、頭と尾をカット、ル・クルーゼの26サイズのビュッフェパンに油を入れて揚げるのが精一杯でした。笑　

素揚げしたミルクフィッシュ、身の部分を上にし、スプーンなどを使って身をほぐしていきます。※ウロコが若干あるので皮は突き破らないようにね！そして、グリーンオニオン、玉ねぎ、トマトを細かくみじん切りしたものを混ぜ合わせ、塩、コショウ、ガーリックパウダー、大さじ１のお酢で和えたものを、ほぐしたミルクフィッシュにミックスします。う～ん、いい匂い♪これだけでも充分食べられそうですが、まだまだ！（笑）

さぁて、いよいよ仕上げの段階です。予め温めておいたオーブンのブロイラーにミルクフィッシュを入れてこんがりと焼き上げます。ジュ～ジュ～♪といい音といい匂いがするので、それだけでもぉ倒れそうになるのですが（大笑）、もうちょっと待ってね。あ、そうそう、レストランでもそーでしたが、このSisigには白いごはん（もちろん玄米でもOK♪）がすんごくマッチするので、炊きたてをたんまりと用意しておいてね。笑

ブロイラーで10～15分ほど焼いて出来上がり！※火力が結構強いので、焦げないように様子を見ながら焼いてね。あんなにお酢を入れてもすっぱくなくて、逆に青ねぎ、玉ねぎ、トマトでさっぱりとした味。ミルクフィッシュは適度に脂がのっているので（↑の写真、真ん中辺りの黒い背の部分とか）それもいいのかも♪焼き上がり後もよく混ぜてね。そぼろごはんのように、温かいごはんにかけて食べると最高です！（涙）

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さて今回はオーブン料理でも下に取り付けられているブロイラー（←ここ）を使っての調理。うちには既にトースターとロースターがあるので、実は今日初めて使ってみたんですねぇ。＜彼女が「オーブンじゃなくてブロイラーで焼くのよ！」って言ってたから。笑　ここは上下からの火力でしっかり焼き上げてくれるところ。鉄網と汁を受けるトレイがついています。パンをカリッと温めたり、ステーキや焼き魚なんかも出来るそう。