だーりん。(画像なし・長文です!) |
今から6年前の2010年4月、定期健診で初期の腎臓疾患が判明し、そのときの数値がBUN(尿素窒素) 27、Cre(クレアチニン) 2.3。<カルテに書かれていた平均基準値は、BUN 15~34、Cre 0.8~2.3。そこからごはんを特別療法食、ヒルズのプリスクリプション g/dに切り替え、その後しばらくの間、検診での数値は大体横ばいでした。そして目の前が真っ暗になったあのとき・・・2014年の終わりの検診でCre 4.3といきなり一気に2倍近く跳ね上がり、いわゆる腎不全のステージ分類でいうステージ4、末期段階(Cre 5.0以上)の一歩手前の状況に。そこでまずは療法食を初期のg/dから本格的な腎臓病用のk/dに替えてみたところ、翌月にはCreが1ポイント下がったのでした。今思えばあのときは輸液もせず、
腎不全は一度なってしまうと完治させることは出来ない病気なので、より長い生存を望むのなら、病状の進行を遅くさせるしかありません。そのためにメインとなるのは腎不全対応の食事療法。猫ちゃんたちには不評?な療法食ですが、これを受け入れてくれると生存期間にもかなりの差が出るというデータもあるようです。
【へすびーの数値 BUN / Cre 】
2010 へすびー12歳
APR 27 / 2.3 腎臓疾患初期の療法食、ヒルズのg/dに切り替え。
|
2014 へすびー16歳
DEC - / 4.3 腎臓病の療法食、k/dへ切り替え。ペット用水素水を与える。
2015
JAN 59 / 3.3
FEB 65 / 3.6
JUN 67 / 3.7
OCT 67 / 3.1
2016
JAN 65 / 3.2
(この間血液検査なしで、5月上旬より皮下輸液開始。毎日75ml投与)
JUN 83 / 3.7
6月上旬の血液検査ではBUN、Cre共に上がってしまいました。へすびーは現在、腎臓病の特別療法食、ヒルズのk/d(カリカリ)を好んで食べていますが、ウェットに関してはもう全くk/dやロイヤルカナンを受け付けず、ちびちびとあげている日本の高齢猫用の市販のごはん、そしてアメリカのシニア缶、Applawsのツナ&チキンささみ(パウチ入り)を食べています。合間を見て「これも食べて~」と、ウェットの療法食もあげているんだけど、ボウルはのぞき込むものの、全く口を付けずホント無視... 食べてくれないと肝心の体重ももっと減ってしまうので、あまり良くないとは分かっていても、喜んでガッツいてくれるごはん(ウェット)をあげてます。だからかな、体重は若干増えたけれど、やっぱり数値は上がってしまいました。涙 それに加えて、(これまでなかった)やや貧血気味になってきているとのこと。(現在ヘマトクリットHCT値が26) 赤血球数が平均より下回っているということなので、恐らくエリスロポエチン(造血ホルモン)が低下してるのでしょう。主治医がこれ以上進んで 20を切ってしまったら投薬を開始することになるだろうと言ってました。今後は一カ月ごとに血液検査をしてチェックしていきます。先日は尿検査と血圧測定もあり、どちらもクリア。
猫の慢性腎不全は犬よりも2~3倍多く発症し、15歳以上の猫ちゃんの3匹に1匹はこの病気にかかっていると言われています。猫ちゃんはあまり水分を摂らなくても生活出来る動物。濃縮したおしっこを作るのに腎臓に負担がかかりやすく、老年期に入った辺りから腎臓が悲鳴を上げるとも・・・よく猫ちゃんにはドライフードのカリカリごはんしかあげてない、という飼い主さんもいるようですが、私がこれまで行った病院では必ずカリカリとウェットをバランスよくあげるように、と言われてきました。周りで猫ちゃんがいる友達、同僚にもカリカリ&ウェットを勧めています。手作りのごはん(ウェット)をあげている友達も多いかな。
へすびーも12歳のときに初期と診断され、Creが一気に上がったのが16歳。もうあのときは17歳の誕生日が迎えられないかも...と思ったほどでしたが、今年無事18歳の誕生日も迎えました。「今度は8月、18回目の出会い記念日を祝おうね!」と次なる目標に向かっているところ。日々お世話になってる主治医、ナースや病院スタッフの親身な対応のお陰もあって6年もサバイブしています。いつも「ネットの情報や、数値だけで決めつけてはダメよ!病気に関しては、いいことなんて載ってないんだから!」と言われ、へすびーに合った処置をしてくれる主治医。実は先日の定期健診でも、診察台からへすびーを床へ降ろし、興味津々に歩き回るだーりんをよぉくチェック。多分後ろ足の動きを見ていたのかな。あちこちウロウロしたへすびー、終いにはなんと・・・主治医のデスク下でいきなり踏ん張る格好!?「えッ?!」と思った瞬間に、立派な特大うん〇を床にぶっ放したってゆーね?(OMG!!! 爆) これには主治医もナースも大爆笑。砂がないところじゃやらない猫ちゃんも多いらしーのですが、だーりんはホントどこでも平気でやっちゃうんだよね。(ぶはっ) でも主治医にはホヤホヤ?の健康的なうん〇も見てもらえて(笑)食欲旺盛なへすびーの証明?となったという。>その後3~4日ほど下痢ピーになっちゃったんだけどさ。今はもうすっかり治りましたが。(ほっ)
私にとっても彼にとっても、へすびーは、人生初めての猫ちゃんとの生活。最初はホント分からないことだらけ(+海外生活だし?)でしたが、幸いLAでもここSFベイエリアでも周りで猫ちゃん(&ワンちゃん)がいる友達が多いお陰で本当に助けられました。今では(こんな私でも?)猫ちゃんがいる友達&同僚へ、ちょっとしたアドバイスをしてあげたり、相談にのってあげたり・・・。ネットではあまりナーバスに受け止めない程度に?病気のこと、これからのことなどはよくチェックしています。
日頃へすびーの体調管理等で気を付けていることは・・・
● 身体を冷やさないように部屋は暖かくし、いつでもたっぷり飲める新鮮なお水は人肌くらいのぬるま湯に。
夏でもサンフランシスコは朝晩冷え込むことがあるので、オイルヒーターは年中リビングに出しています。空気がこれ以上乾燥することなくじんわ〜りと暖まるのが◎で、へすびーはいつもオイルヒーター前で横になってるよ。
腎不全の猫ちゃんには身体に毒素をため込まないようにたっぷりお水を飲んでもらい(&輸液で)、排出させないとダメ。ぬるま湯は飲みやすいみたいで、へすびーもガブガブ飲んでくれてます。
● ごはんが食べやすいように、高さのある台にごはん&お水のボウルを置く。
足腰の負担にならないように、立ったままちょっと頭が下を向く程の高さにボウルを置いています。へすびーも食べやすい、飲みやすいみたいで◎!
● ストレスのない静かな環境を。
うちは築70年近い古~い木造アパートですが(全4世帯、合計5匹の猫ちゃんがいるニャンズアパート♪)陽当たりもよく本当に静か。野鳥のさえずりも心地いいのですが、耳が遠くなってしまっただーりんには聞こえてないかな。爆睡してるとほんと起きないです。汗
● 毎日欠かさずブラッシング。
自分でグルーミングもしなくなっちゃったので、毛玉防止と血行を良くするためにも毎日欠かさずブラッシングしてます。<ベイビーのときからブラッシングLOVE。昔?は涎が出ちゃうほど喜んでくれてたほど。笑 それでも出来やすい毛玉はこまめにほぐしたり、カット。これは彼が担当してくれてます。
● ちょっとした体調変化や異変を見逃さない。
もちろん猫ちゃんは自分から言えませんから、ちょっとした体調の変化や異変を感じたらすぐに主治医に相談。緊急事態でなければ、まずは病院へ電話だけでもいいと思います。「すぐに連れて来なさい!」と言われなければ、しばらく自宅で様子見ということもあるでしょう。病院嫌いだからとか、異変があってもすぐに収まるだろう、などと勝手に判断してそのまま、なんて人はいないでしょうけれど・・・自己判断は危険です!猫ちゃんは我慢強い動物なので、症状が表に出る=手遅れ(orその手前)ということもあるそうです。
慢性腎不全は高齢猫に多いと言われていますが、5歳以下の若いうちで発症したり、急性腎不全もあるので、定期的な健康診断、特に血液検査は最低年に一度受けることをおススメします。早期発見が何よりのカギとなりますので!!
へすびーの病院は(月)~(土)朝~夕方まで診療してますが、時間外や緊急時のとき用に、病院から紹介されている24時間対応の緊急病院の詳細は手元にいつでも置いてます。主治医からは「万が一のときは夜間でも電話なんかせず、すぐ飛んで行きなさい!」と言われてます。
へすびーも本当に頑張ってくれているので、今後も へすびー。を末長く更新していけたらいいな。病気と闘うだーりん、ぜひ応援してくださいね。
さて2016年ももう半分過ぎ、短く感じる?サンフランシスコの夏が終われば、あっという間にハロウィン、サンクスギビング・・・そしてクリスマス!(その前に私の誕生日。OMG!!) 今年もへすびーと一緒にお祝いしたいよ。だーりん、頼むよ~ また一緒にツリーの飾りつけをしようね!
最近ブログ上でのへすびーの画像がないですが、昨日のだーりん最新ショット☆

一昨日(金)はこの私、6月中旬からなかなか止まらない咳が気になり、やっとこさ病院へ。めちゃめちゃ酷い咳で左あばら骨まで痛くなっちゃったんです。(折?) 熱やら喉の痛みなど一切なかったので風邪ではないなと思ってたんですが、もしかして肺炎?と勝手に・・・(でもなったことないから???だったんだけどね?) レントゲンを撮ってもらったら「きれいな肺ですねー♪」とドクター。骨も折れたりヒビはなかったみたい。笑 で、まさかの診断が咳のアレルギー。私は蕎麦の食物アレルギーがあるんですが、それだけでもそーいう人はアレルギー体質なので、かかりやすいのだそう。こんな歳で突然?!って感じですけどね? とりあえず抗生物質と経口ステロイド剤を数日分だけ処方してもらい、様子見となりました。
それにしても普段は滅多に風邪とか引かないし、病気&病院は無縁な私ですが、年に一度、どっかーんと変なのがきますね。(苦笑) 昨年はこんなの、一昨年はあんなのがあったしね?(爆) 私ももー若くないから(ぶっ)ガタもくるってやつでしょーか。ぶはは! 私も自分の健康管理、しっかりしなくっちゃ。


